井上医院のストーリー

創立者の井上曜三郎は大正14年に神奈川県足柄上郡吉田島村（現　開成町）に菓子屋の倅として生まれました。
当時、村には歯医者が無く、曜三郎の兄が「お客さんが虫歯になられては菓子屋の息子として申し訳ない。」と考え、自らは歯医者を目指しました。憧れていた兄から「俺は歯医者になるから、お前は医者になれ。」という言葉をもらった曜三郎は、医師を志しました。
学生時代を富山、金沢で送り、故郷の旧大蔵省印刷局小田原病院でのインターンの後、民間病院勤務を経て、昭和42年に町立真鶴診療所に院長として赴任してからは、専門の外科はもちろん、内科・小児科・整形外科・皮膚科など、幅広く診療しました。真鶴診療所を退職したのち、昭和63年に湯河原町で開業したのが井上医院の始まりです。
平成10年には小田原市飯泉に場所を移し、令和1年から現在の上新田で開業しました。令和7年3月に新院長としてお迎えした韓国国立慶北大学医学部外科元主任教授の金良一博士とともに創立者の思いを引き継ぎ、職員一同、地域医療に貢献して参ります。